米国のドル、日本の円、そして欧州のEuro。この3つは世界3大通貨と呼ばれ、毎日莫大な量の通貨が取引されています。結局は経済規模が大きい国の通貨はそれだけ流通量が多いということでこの3つが3大通貨と呼ばれているわけです。
それでは、欧州のEuroとイギリスのポンドについてお話しましょう。欧州通貨と呼ばれています。
それではまずEuroから。ご存知のようにEuroは単一の国が使用している通貨ではありません。欧州連合、EUが採用している通貨です。参加している国はドイツやフランスを始め、スペイン、イタリア、オランダなどヨーロッパの多くの国が加盟しています。 これらの国々は政治的にも文化的にも別の国々ですが、それぞれの国が自国の経済だけでは世界と勝負できないということで経済を統合する方向に進んでいます。こうした出来た統一経済圏のことをEuro圏と言います。Euro圏で使われている通貨がEuroということで、Euro圏は5億人ほどの人口を擁する一大経済圏です。
さてこのEuroですが、外国為替相場ではEuro圏そのもののファンダメンタルズ(経済の基礎的要因)というよりは米国の動向に左右されやすい特徴を持っています。世界で最も取引量の多い通貨ペアはEuroドルなので、つまりドルが売られる状況になると自動的にEuroが買われるというわけです。 逆にドル高になるとEuro安。Euroのこのような性質を「アンチドル通貨」と呼んだりします。ドルに次いで世界の基軸通貨としての地位を固めつつあるため、政治的にドルを持ちたがらない国は外貨準備をEuroで行います。そうしたことが信用を更に高め、現在は世界的なEuro高傾向が続いていますおり、しばしばEuroドルとEuro円は史上最高値を更新したというニュースが流れています。
欧州通貨と並んで頻繁に取引されるのがイギリスポンド。ドルが世界の基軸通貨となるまでは、ポンドが世界の基軸通貨でした。今でもポンドという重さの単位が残っていることもかつての影響力をうかがわせます。イギリスは自国の経済が強いことや島国であること、またかつての覇権国家であることのプライドからEuroには参加しませんでした。
そんなイギリスはEuro圏と並んで現在空前の好景気にあり、ポンドは高金利通貨として知られています。世界的なドル安が続く中、ポンドドルは大きな節目であった2.0000を大きく超えており、ポンド円も250円を超える上昇を見せたこともありました。
流通量がそれほどないことから比較的値動きの激しい通貨としても知られており、対円で1円動くことが少ない外国為替相場において一日に2円動くことも珍しくないのがポンドの特徴です。
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