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    外国為替相場で取引が、最近になって俄然注目されるようになった通貨があります。それは南アフリカ共和国の通貨、[ランド]です。

    人種隔離政策があった国で知られていますが、それ以外についてはあまり知られていません。しかし南アフリカは着々と経済力をつけてきてます。 南アフリカの経済力を支えているのはなんといっても鉱産資源でしょう。有名な金やダイヤモンドなどの産出量は世界的にもトップレベルなので、ここ最近の資源高が追い風となっています。そのため南アフリカ国内は空前の好景気に沸いており、通貨ランドも世界有数の高金利通貨として知られています。2007年10月末の取引レートは対円で17.40円程度です。ドルやユーロが114円や160円と言った水準であることを考えると非常に安い通貨であることが分かります。にも関わらずスワップと呼ばれる金利は1万ランドに対して41円。つまり17万4000円を投資して1万ランド保有していれば毎日41円の金利を手にすることが出来るのです。ドルが114円余で130円程度、ユーロが165円余で150円程度だということを考えると、通貨価値の割には非常に高金利であることが分かります。そのため、最近では南アフリカランド建ての外貨預金も多く見られるようになりました。

    次にスイスフランについて解説しておきましょう。スイスは中立国故にヨーロッパに位置しているのにユーロに参加しなかった通貨です。それはスイスという国の特性があります。スイスは永世中立国を宣言し、世界中のあらゆる対立構図と無縁です。そのことが政治的な安心感を呼んで、世界中の大富豪が資産をスイスで保有するようになりました。そのため、スイスには銀行がたくさんありこれが主要な産業にもなっています。 安心して資産を保有できる国と銀行が揃っているスイスはリスクを回避した資金が世界中から集まっています。例えば米国ニューヨークで起きた9.11同時テロの際には米国の信用不安が一気に広がり、全通貨に対して一斉スイスフラン高となりました。スイスは高金利国ではありませんので資金を積極的に運用する国としては適していませんが、リスクに晒したくない資金を保有するには最適の国です。米国が紛争の当事国になることが多い昨今、有事のドル買いから有事のスイス買いというのが市場の常識になりつつあります。

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